書類審査に通りやすい書き方とは!
みなさんは、転職する際の書類についてどのように書こうかと悩まれたことはありますでしょうか。
書類とは、たかが紙切れ一枚と思いがちですが一番最初に人事担当者等が目を通すのも書類であるのです。従って、書類の書き方が悪いとその段階で審査に落ちてしまう結果となり、自分自身の有用性を示せる機会すら失われてしまいます。
ここでは、書類審査に通りやすいポイントについてご説明したいと思います。
書類審査とは
転職サイトにおいて、書類審査で求められるのは、履歴書や職務経歴書などが一般的です。また、IT関連などの業種であれば、書類選考の段階で履歴書と職務経歴書以外に本人のレベルを確かめるためにポートフォリオや過去の作品などの提示を求められる場合もあります。
履歴書などについても、自由書式で良いのであれば一般的に市販されているもので問題ありませんが、企業によっては履歴書などの様式を定めている場合もありますので、注意が必要です。
書類選考で見られるところとは
前述したように、人事担当者等が一番最初に確認するのが書類です。本人と会って話すわけではないので、まずは書類審査を突破しないと対面式で会って話す機会すら与えてもらえないということになります。従って、書類選考時にどういったところを見られるのか把握したうえで書類を作成することは極めて重要であると言えます。
ここでは、書類選考で見られる項目についてご説明したいと思います。
1.履歴書について
人事担当者等が履歴書で一番着目する項目は、志望動機です。企業の限られた財源の中でより優秀な人材を確保したいと考えるのは当然のことですので、はっきりと申し上げてやる気のない人間を雇うほどの余力はありません。自分自身が企業に雇われることによってどういった有用性があるのかを具体的に提示できいることが重要です。また、入社意欲が伝わる志望動機になっているのかどうかも、重要なポイントとなっています。
次に、免許や資格についても漏れなく記載するようにしましょう。仕事内容に車の運転が必須となっているのであれば、自動車運転の免許を取得していない時点で落とされてしまいます。資格なども仕事内容に沿っているものが記載できるとベストです。
2.職務経歴書について
人事担当者等が職務経歴書で着目する項目は、仕事内容・仕事への取り組み姿勢・成果(実績・周囲への影響)でした。
転職することが前提ですので、人事担当者等は前職においてどのような仕事を行っていたのかを確認したいのです。前職が同じ業界であった場合は、そのまま仕事の経験値として蓄積されているためあなたにとって非常に強みとなるでしょう。また、前職が違う業界であったとしてもその時に蓄積されている経験を今回の業界においてどのように活かせるのかをアピールすることにより、あなたの武器となってくれますので表現の手法を考慮するようにしてください。
仕事への取り組み姿勢・成果は、前職においてあなたが達成した結果となっています。人事担当者等はそれらの姿勢や成果が自社にとって有益に働くのかどうかを確認します。ポイントとしては、成果を出して終わりという訳ではなく、成果を出すための過程から結果までを繰り返す手法としてPDCAサイクル(P:plan・D:do・C:check・A:action)をスパイラルアップさせることにより、着実に成果の質を上げるといったような試みを持たせることが重要です。
書類の作成について
経歴書や職務履歴書は、限られたスペースで最大限に自分の魅力をアピールする必要があります。簡潔明瞭に書くことを心がけていても、どうしても主観的な意見に偏ってしまったり、表現がくどくなってしまったりします。書類を作成したら一度自分自身で確認したあとにね家族や友人などに確認してもらうことをおすすめします。客観的な意見を取り入れることによって主観的な偏りを少なくすることもできますので、他者の視点を取り入れるようにしましょう。
まとめ
ここまで、書類審査に通りやすい書き方についてご説明させて頂きました。
書類審査を経て面接へと辿り着く確率は、約5割程度が平均であると言われています。一定水準があるためその数値は指標となりますので、転職する際にあまりにも落選率が高いようでしたら、書類の書き方を見直した方が良いかもしれません。逆を返すと、書類の書き方をこだわることにより書類審査を突破しやすい形に変化させることが可能と言うことです。コロナ禍により社会情勢の悪化が免れない以上、転職を希望される方はこれからも増加傾向にあることが想定されます。人事担当者等は、それら大多数の書類を確認したうえで誰を自社へと採用するのか判断しますので、より一層自分自身の有用性をアピールすることが重要となってきます。
これから転職を考えておられる方にとって、少しでもこの記事がお役に立つことができれば幸いです。