面接の数が多い時期っていつ?

面接の数が多い時期とはいつなのでしょうか。せっかく転職をするのだから、少しでも可能性を広げたい!と誰しもが考えるはずです。近い未来に転職を考えている人はこの記事を読み、面接の数が多い時期にスケジュールが合わせられるように覚えておくことをお勧めします。また今転職活動中の方も場合によっては時期を見直しても良いかもしれません。

面接が多くなる時期があるのはなぜか

決算時期や人事異動、年度末になり予算の関係で…と理由はたくさんありますが、年3回の波がある傾向が見受けられます。その面接が多くなる年3回の時期について、その理由を説明します。

①一番多いのはこの時期!1~3月
・年末や年度末を機に退社を予定する人が多くなり、その分の人材確保が必要であることがわかるからです。
・多くの会社が年度末を決算期にしていますが、採用に対する予算を年度末に向け使用できるためです。
・人事異動や次期新規事業のため、人材が不足、補充を必要とするため求人を行うことを考えます。

➁新年度の体制が崩れる5~6月
・新人社員、職員が新しい職場に合わずに退職されることより、新卒採用枠の空きが出てしまいその空きを埋める必要があるからです

・下半期の採用を開始するためには、この時期から動く必要があります。そのため、この時期に求人を考える企業が増えます

・夏のボーナスを機に退職する人が多いため、その分の人員補充です。

②秋の採用時期はこの時期で。8月のお盆明け~10月
・後期決算のために、中途採用を行うことで、貢献してほしいから
  ・帰国子女枠(海外の大学を卒業する新卒者)や院卒者に合わせるため

ここで注意したい点

ここまでは、多くの企業の採用枠が多くなる時期とその理由をお話ししましたが、すべての業種にこれがあてはまるわけではありません。例えばサービス業でも、観光については長期休みで多くの人が利用するような、夏休みや年末年始に人員を確保する必要がでてきます。また、医療介護、福祉業界は需要に対して供給が行き届いていないことが多いため、通年採用していると考えてもよいでしょう。このように業種、職種により採用時期が決まってくるようなことや、通年採用しており、大きな時期の差がない職種もあります。そのため、自分の目指している業種、職種の採用時期はどの時期に求人数が多くなるかを、研究する必要があります。
また2020年はコロナ禍の年となり、例年にない動きが多くありました。今後数年は予想が立ちづらいため、どの職種でも、これまでの傾向を鵜呑みにしすぎないようにしましょう。

引用: https://r-yell.co.jp/wp/post-20/ 株式会社yellより

面接が多い時期の転職活動は転職者にとって楽勝?

面接の件数が多ければその分内定ももらいやすいだろうと思うかもしれません。しかし、転職を考える人はみな同じことを考え動いています。そのため、件数が増える時期は、それだけ自分にとって選択肢があると言う良い点もありますが、同時に競争率が高い時期であるとも言えるのです。そのため、面接が多い時期が必ずしも良いということはできません。

転職するなら、いつが最適な時期と言えるのか
では結局のところ、どの時期の転職活動が最適であると言えるのでしょうか。答えとしては冒頭の①1~3月の一番採用件数が多い時期と言えます。1年のうちで最も採用側の動きが活発になる時期だからということです。また、入職する側からしても、年度はじめより就職する場合は

他の新社員、職員と一緒にスタートできる
研修をしっかりと行なってもらえる可能性がある
退職もスムーズにしやすい
大人数の採用のため内定をもらいやすい
部署も新職員、新社員を迎える準備がしっかりとされている

といったメリットが挙げられます。

面接件数が多い時期以外に転職するのはおすすめしない?

とはいえ、結局はあなたの方針と、会社の求人に対する適切だと思うタイミングを逃さないようにすることが大切です。そのため、あえて面接件数が多い時期以外に転職すると言う選択肢もあるのです。例えば上記の項で挙げた、「他の社員と一緒にスタートできる」と言うことをデメリットと感じる人もいるからです。中途採用であればなおさらです。今までの自分の経歴を活かして即戦力となることができればよいわけですから、年度始めのスタートにこだわることはありません。

自分で転職に適切な時期を見定めるのが難しい

ここまで述べたことを見てみると、望む業界への転職についての情報取集がいかに大切かがわかります。情報収集に自身がない人や、プロに相談したい方は転職エージェントに相談することをお勧めします。

まとめ

転職を考える際は、自分の人材を求める業界の「今」を知る必要があります。以前転職をしたことがあったとしても、その動向は数年で変わることもあります。そのため、古い転職情報だけを頼りにしないようにしてください。情報収集の誤りが転職活動への成功を阻んでしまうことがあります。

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