履歴書と職務経歴書の違いとは?
中途採用に挑むときは、一般的に履歴書と職務経歴書の両方が必要になります。
ここでは履歴書と職務経歴書の違い、書くときに注意することについてご紹介します。
履歴書と職務経歴書の違いとは?
履歴書は、フォーマットがある程度決まっています。
一方、職務経歴書は、履歴書のように決まったフォーマットはありません。
そのため、転職をする人の中には、どのように職務経歴書を書くといいか悩む人もいるでしょう。
履歴書と職務経歴書の役目を大まかに分類すれば、履歴書は応募する人のプロフィールであり、職務経歴書は仕事で活用できるスキルと今までの仕事の経験をチェックするものです。
履歴書と職務経歴書を書くときに注意すること
ここでは、履歴書と職務経歴書を書くときに注意することについてご紹介します。
履歴書は買えるが職務経歴書は買えない
履歴書は買って書くことができ、記載されているように書くといいため、それほど悩むことはないでしょう。
一方、職務経歴書は、特に決まったフォーマットがないため、自由に作ることができます。
しかし、自由に作ることができるというのは、かえって難しくなるでしょう。
そのため、採用担当者が読みやすいように、抜けている内容がないかをチェックしながら作ることが必要です。
履歴書と職務経歴書は同じサイズにする
履歴書はA4サイズとB5サイズのものがあり、職務経歴書は自由なサイズになっていますが、この2つの書類は同じサイズにしておくようにしましょう。
というのは、採用担当者が見やすいだけでなく、書いた人が保管しておくときにも便利であるというメリットがあるためです。
採用担当者は履歴書と職務経歴書からどのようなことを見ているか?
役目が履歴書と職務経歴書は違うため、当然ですが、それぞれのどのようなところに採用担当者が着目しているかも違ってきます。
採用担当者が主に履歴書と職務経歴書で見ていることは、次のようなことが挙げられます。
●採用担当者が履歴書で見ていること
- 丁寧に規則に従って書いているか
- 一貫性が学歴や職歴にあるか
- 転職した回数はいいか
- 実際の仕事に活用できる免許や資格があるか
- 自社に入りたい強い想いがあるか
- 募集条件と希望勤務地や給料などが合っているか
- 勤務できるところに住んでいるか
仕事が丁寧にできるか、ビジネスマナーがあるかどうかを判断します。
組織に対する適応力があるかを判断します。
●採用担当者が職務経歴書で見ていること
- 今までどのような仕事にどのような会社で取り組んで、成果をどのように出したか
- プレゼンテーションスキルがあるか
- 仕事に対する強い意欲があるか
- 転職したい理由は納得できるか
- 希望する仕事と経験は関連しているか
- 募集職種に役に立つスキルや経験があるか
- 自分の強みがわかっているか
会社が要求するスキルがあるかを判断します。
履歴書と職務経歴書を書くときのポイント
ここでご紹介するようなポイントを、履歴書と職務経歴書を書くときはしっかりと把握しておきましょう。
履歴書は、当然個々の内容は大事ですが、仕事が丁寧にできるか、ビジネスマナーをマスターしているかを判断するという目的があります。
例えば、履歴書を手書きするときは書き間違えると新しく書き直す、西暦と和暦の表記を同じにするなど、基本的な決まりを守って書くことが大切です。
一方、採用担当者が職務経歴書を見るときは、この応募した人は自社が希望するような経験とスキルがあるかどうかが最も関心があります。
そのため、応募する会社が希望する人物像を把握した上で、自分が本当に会社が希望する人物像に合っているかを、今までの実績や経験と一緒に、応募する会社に伝えることが大切になってきます。
今まで担当した仕事の成果や内容、マネジメントした経験があるかどうかなど、細かく経験したこと書くようにしましょう。