転職活動がうまくいく人ってどういう人?

転職活動がうまく行く人とはどんな人なのか!

みなさんは、自分より他人が上手に転職していると思ってしまったりしたことはありますでしょうか。
自分自身、転職活動に対して真摯に向き合っているにも関わらず、なかなか転職先を決定させることができないなどとやきもきすることはないでしょうか。
ここでは、転職活動がうまく行く人とはどんな人なのかについて分かりやすくご説明したいと思います。

転職をうまくするには

企業の人事担当者等は、履歴書や職務経歴書を見たうえでその人を採用するかどうかを判断しますが、あくまでそれだけが全てと言うわけではありません。
大企業に勤めていた経歴があろうと、どれだけ素晴らしい資格を持っていたとしても、それだけで採用する人材を決定するわけではないのです。
ここでは、人事担当者等がどういった観点で採用者を決定しているのかをご説明したいと思います。

1.自己分析に長けているかどうか
転職で求められるのは、目に見えて判断できるスキルだけではないのです。前職で得たであろう資格・実績・目標達成も重要ではないと言い切れませんが、あくまでこれらは自分の実績を示しただけですので、自己を的確に分析した結果ではないのです。人事担当者等は、目に見える資格なども判断材料としますが、自己分析をした結果を元にアピールをして欲しいと考えています。
具体時には、客観性などが挙げられます。主観的なものの見方をすると、得意なことは簡単に言えるでしょう。しかしこれは、自分目線の主観なのです。人事担当者等が求めている客観的な模範解答としては、「パソコンが得意だから、他の人よりも事務処理を正確にスピード感を持って行うことができます。」というような、長所をどんなことに活かせるのかを述べて欲しいと考えています。
また、客観性を求めているのは先述のように目先のことだけではありません。自分自身を客観的に的確に表現できる人材は、往々にしてコミュニケーション能力が高く、感情的な判断をすることが少なく、臨機応変な対応をできる人が多い傾向があります。これらの傾向は全てビジネスを行ううえで非常に重要なポテンシャルであるため、人事担当者等は好んで採用することが多いと言えるでしょう。
資格や実績のように定性的及び定数的に表せられないスキルだからこそ、重要視されていると言っても過言ではないでしょう。

2.会社の理念に合っているか
会社には、トップダウン等による様々な理念が存在します。また、それは自分が掲げている新年とは違う場合もあるのです。例えば、「自分自身はチームワークを第一として考え、みんなでフォローしながら仕事を進めていくべきである。」という信念を持っていたとします。しかし、会社の理念は、「個人で仕事を進めていき、各々で確実に結果を出すべきである。」であったとします。この段階で、会社の理念と自分の考え方に乖離が生じていますので、たとえ転職がうまくいったとしても会社勤めが長続きしない可能性もあります。
このように、自分の思想と会社の理念が合っているのかどうかを事前に確認することは、極めて重要であると言えるでしょう。

自己分析の注意点について

人事担当者等に、自己分析した結果を伝える際に、「頑張れます」などといった発言をしてしまうことはないでしょうか。しかし、会社側としてはそのような答えは求めていないのです。例えば、「頑張れます」と表現していても抽象的であり、何にどう頑張れるのかが全く分からないからです。実際に、人より頑張れることは調書であるため、間違いなく自分の武器となるでしょう。問題は、人事担当者等に的確な表現で伝わっていないことなのです。より具体的に自分の強みを相手に伝えられる訓練をしておくべきでしょう。「私は人との協調性をもって、成果を出して会社に利益をもたらせるまで頑張ります」といったような表現であると、非常に具体的であり分かりやすい回答と言えるでしょう。

まとめ

ここまで、転職がうまく行く人についてご説明させて頂きました。
転職を成功させるためには、もちろん履歴書や職務経歴書の書き方であったり、その中で自己PRすることも重要です。また、資格や実績といった目に見えて相手にアピールできる部分もキャリア形成の中でしっかりと培っていくべきでしょう。
しかし、それらの判断材料はすべてではなく、あくまで採用するという判断に至るまでの1つの材料でしかないのです。履歴書や職務経歴書に書けない内容や、仕事におけるスピード感・正確性・物事へ対処する際の倫理性など数値化して評価できないものこそ本質であると言わんばかりに人事担当者等は見極めてきます。そういった事項を人事担当者等へと適切に伝えるためには日ごろから訓練を積むしかありません。是非とも自分にしかないアピールポイントを提示できるよう心がけてください。
これから転職を検討される方にとって、少しでもこの記事がお役に立つことができれば幸いです。

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